味と風味の表記
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プロテインの味は、○○味と○○風味の2パターンあることにお気づきでしょうか?
この記事では、景品表記法に則った味の表記についてご説明します。この記事を最後まで読む事で、
- 味と風味の違い
- 香料にも、天然と人工がある
が理解できます。普段から安全な食品を摂る事を心掛けている方や、今まで風味を意識してなかった方にはとても参考になる記事になっています。
風味と味の違い
左の図にあるプロテインは、風味(フレーバー)、右の図にあるプロテインは、味(テイスト)です。ココア、抹茶、カフェオレは、比較的原料が配合されているため、○○味と表記されたプロテインが多いです。一方で、果実系のプロテインは、風味が多い印象です。
その違いは、原料の味か、香料の風味かです。原料を使うと値段も高くなりますし、味も安定しないというデメリットがあります。一方で、香料を使えば、値段も安く抑えられますし、風味も強く出す事が出来ます。
プロテインは美味しくないと、続かない。今はどのメーカーも美味しさを工夫しています。特に、女性のプロテイン需要が高まっており、味が重要視されています。しかしながら、過剰な添加物の配合は受け入れがたい方も多いはず。プロテインは毎日飲むものなので、人工甘味料、人工香料を避けたいと思うのも当然です。
香料も、天然香料と合成香料があります。
原料と香料
原料を使用⇒味と表記 、香料を使用⇒風味と表記 となります。香料でも、値段の高い天然香料と、値段の安い合成香料に分けられます。
合成香料に関しては、一切その原料は使されておらず、人工的に化学反応を利用して作られています。しかしながら、天然香料も合成香料も、「香料」としか記載されておりません。そのため、消費者は、その香料が天然か合成か。判断つきません。
天然香料を使っても、合成香料を使っても、「香料」としか表記できなければ、安い合成香料を使う方が、利益が高いです。海外製品や安価なプロテインは、どこかで値段の帳尻合わせを行っており、合成香料を使っている...かもしれません。これは、製造業者や卸業者でしか知り得ない情報です。
とはいえ、プロテインに配合される香料はほんの僅かです。香料は安定した強い香りを出す事ができるため、少しの配合で十分ですし、配合上限も規定されています。香料だからカラダに悪いという根拠もありません。強いて原料との違いを挙げるならば、原料には栄養があるという事。ココアならココアの栄養が存在しますが、香料には栄養はありません。
原料と香料まとめ