異物混入のリスク

こんにちわ、プロテイン塾です。

今回は、商品の異物混入について、私見も交えてお話します。

2020年9月、世界最大のプロテインシェアを誇る「マイプロテイン」の中に、

虫が混入していた事が話題となりました。

それは、プロテインバーに虫が一緒にプレスされていたり、

商品の中に、生きた虫が混入して動き回るという衝撃的な動画でした。

一般消費者は、これはとんでもない事だと思われたでしょう。

どんな管理体制をしているのかと。

マイプロテインは、アンチドーピング機構の認証を取得する位、

厳格に管理された製造過程を売りとしています。

そのため、マイプロテインを製造する会社は、運送業者の責任だと発表しました。

また、健康上の問題はないとも発表しています。

運送業者への責任転嫁には呆れましたが、

健康上の問題がない事は一部間違っていません。

ここで製造者側の視点に立って整理しますと、

今回の問題の焦点は2つです。

1つ目は、虫がどこで混入したのか

2つ目は、被害がでたのか。

それでは、順を追って説明していきます。

1.虫の混入について

虫とは世界中に生息する生き物であり、虫をあらゆる場所から排除する事は不可能です。

対策は行われますが、完全密封の工場などあり得ません。

換気ダスト、下水溝などからも、虫は侵入してきます。

完璧な対策は困難であることを前提に、対策を考えます。

虫を発生させないために、製造ラインでは水を一切使わない工場もあります。

虫が発生しやすい条件は、「水」と「湿度」です。

アジアは特に多湿なので、虫との戦いといっても過言ではありません。

特に、日本で購入されたマイプロテインは、マレーシアで製造されているため、

湿度が日本と比べモノになりませんから、

虫の侵入を防ぐのは相当な苦労をしているはずです。

とはいえ、あれだけ大きな虫であれば、人間の目で目視できますから、

これまでは人の手で排除してきたと考えられます。

なぜ、今回は虫の混入に気付かないまま、発送してしまったのか。

これは、「虫の卵が侵入し、運送過程で孵化した」

と考えられます。

実は、このリスクは日本の製造工場でも起こりうるリスクです。

虫の卵は、人の目で見えるハズがありません。

プロテインなどの食品は、営養価が高いので、

虫にとっても良い栄養となります。

パウダー商品(小麦粉など)も、開封後に常温保存していれば、

虫やダニが寄ってくると言われます。

なので、今回の虫の混入事件の真相は、

見えない虫の卵がいつの間にか混入し、

虫の繁殖しやすい「高温多湿の環境」と

「栄養価の高いパウダー」の条件が整い、

卵が孵化して虫になった。と考えられます。

 

2.被害がでたのか。

日本には菓子製造業の基準などが定められていますが、異物混入に関しては割と緩いです。

例えば、製造過程でまつ毛が入ったとしても、

それを口にした事で何か健康上の問題が発生するとは考えにくいため、

業務停止になることはありません。

それが、虫であっても、過失であれば同様です。

だから、マイプロテインは健康上の被害はないと発表しました。

消費者の視点にたてば、健康被害の問題ではない!と感じたと思いますが、

製造会社としては、業務上起こりえる範囲の事だと。

それ自体が健康に害を及ぼすものだと危惧される、刃物の混入であれば

問題になります。

また、明らかにそれによって健康被害が出た事を医学的に証明できれば、

裁判を起こす事も可能かもしれませんが、

まつ毛や小さな虫を食べた事による健康被害を証明することは難しいかもしれません。

 

しかし、今回の事例はマイプロテインにとっては致命的だったと思います。

被害も出ていないし、製造上起こりうる事ですが、

それは民意とは関係ない事です。

湿度が高い地域でプロテインを製造するにあたり、、虫のリスクは分かっていたと思います。

価格を抑えたマイプロテインは、人件費の抑制と、関税の低さをメリットと考え、

東南アジアに工場を建てました。

今の値段を維持させようと思えば、

全商品の虫の卵検査までは行えないでしょうから、

今後も、

東南アジアで製造され、時間をかけて運送する過程で、虫が孵化する可能性はあります。

それは、日本の商品でも起こりえる事象ですが、

東南アジアと比べて湿度が低い分、海外製よりも少ないかもしれません。

あれだけの基準を得ている工場がまさか、、、と思われたかもしれませんが、

審査機関というのは、決められた日取りで立ち入り審査をするので、

工場もその日だけの対策をするものです。

私が医療機関で働いていた時も、病院機能評価などの基準を取るために、

その日だけの対策を命じられていました。

どれを取得しているから安心なんてものは存在しません。

審査機関は、官僚の天下り先の温床となりやすい。(一部は違うかもしれませんが)

一番良いのは、顔の見えて信頼できる方から商品を購入するだと考えています。

今回のマイプロテインの対応は、自分で商品を破棄して下さい。でした。

つまり、マイプロテインと購入者の間に、責任を持つ会社が居ないわけです。

海外プロテインは安くて魅力的に思えますが、

製造工程も分からない、責任の所在もはっきりしない。

それが、最大のリスクだと気付いた一件でした。

 

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