ビタミン
プロテインはたんぱく質であり、分解されてアミノ酸となります。
アミノ酸が、正常に働く為には、ビタミンがとても重要です。
ビタミンが不足すれば、アミノ酸の合成も行われないので、筋肥大も起きません。
今回は、ビタミンと筋肉の関係について解説します。
ビタミンは、脂溶性ビタミンと、水溶性ビタミンに分けられています。
「野菜は生がで食べた方がいい」と言われますが、それは熱によって水溶性のビタミンが失われてしまう事を危惧しているからです。
脂溶性ビタミンの覚え方は、「DAKE(だけ)」です。
ビタミンD、ビタミンA、ビタミンK、ビタミンEは、脂溶性ビタミンとなり、それ以外は熱に弱い水溶性ビタミンとなります。
脂溶性ビタミンは体内に蓄積できるのですが、水溶性ビタミンは尿として排泄されてしまうため、食事で多く摂取する必要があります。
抗酸化作用が強く、最もポピュラーなビタミンCですが、最近、加齢に伴う筋肉減少との関係も明らかになってきました。
ビタミンCは、筋肉に多く存在しています。
研究では、加齢に伴う筋肉減少が大きい人程、ビタミンCが不足筋肉のビタミンCは、筋肉で発生する酸化ストレスを軽減させることで、サルコぺニアを予防しているしていたそうです。
と考えられます。
ビタミンCのサプリメントが多く販売されていますが、体内に吸収できるビタミンCの量は決まっていると言われます。
特に、1日1000mg以上摂取すると、極端に吸収率が下がってきますし、尿からの排泄量も増えてきます。
ビタミンCは、パセリやブロッコリー、ピーマンなどの緑黄色野菜、レモンやいちごなどの果物に多く含まれます。
たんぱく質(アミノ酸)の代謝に多く関わっているのは、ビタミンB6です。
アミノ酸の分解や再合成には、ビタミンB6が働いています。
何より、私達が生きるためのエネルギーを作り出すシステムであるクエン酸回路には、ビタミンB6が重要です。
さらに、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンからエネルギーを産生する糖新生にも、ビタミンB6が働きます。
ビタミンB6は、牛や豚、鶏のレバー、魚の赤身(まぐろが豊富)、ひまわりの種やピーナッツなどの種実類に多く含まれます。バナナもオススメです!