ホエイプロテインは腹囲を減らす
ホエイプロテインと体脂肪
今日はダイエットを目的としてプロテインを飲んでいる方向けの内容です。
ホエイプロテインとダイエットに関する興味深い論文を見つけましたので、紹介します。
ホエイプロテインは、アンドロイド脂肪を減少させ、ネスファチン分泌を促す。という報告です。
(参考文献)
Whey Protein Supplementation Compared to Collagen Increases Blood Nesfatin Concentrations and Decreases Android Fat in Overweight Women: A Randomized Double-Blind Study
この論文では、
肥満傾向の女性が、40g /日のホエイプロテインを2か月飲み続けた結果、筋肉量は落とさずに、アンドロイド脂肪が減少し、血中ネスファチンの分泌が増加することが結論となっています。
1.筋肉量は変わらない
食事制限をすると、筋肉量も一緒に減ってしまうデメリットが指摘されています。
ホエイプロテインには、減量中の筋肉量の維持に寄与するBCAAのロイシンを含んでいる、高品質の栄養タンパク質です。
運動してなくても、ホエイプロテインでたんぱく質を十分補給することで、2か月後の筋肉量が保たれる事が分かりました。
2.アンドロイド脂肪が減少した
女性の体形は「ガイノイド脂肪」と「アンドロイド脂肪」と呼ばれる、脂肪があります。
アンドロイド脂肪は、体幹や腹部など、体の内部に蓄積されます。
アンドロイド脂肪は日々消費され、エネルギーを生み出しています。⇒ホエイプロテインで減少
ガイノイド脂肪は胸、ヒップ、お尻、大腿などに蓄積されます。
ガイノイド脂肪は妊娠や授乳に必要なエネルギーとして供給し、その後は消費されにくい脂肪です。これは運動により減少する必要があります。
ホエイプロテインは、体幹や腹部に多いアンドロイド脂肪を燃焼させる役割が期待されている事が分かりました。
3.食欲を抑制した
私たちの食欲には、ネスファチンと呼ばれるホルモンが関係しています。
Nesfatin(ネスファチン)とは、視床下部から放出される、食欲抑制ホルモンです。
肥満傾向にある人は、このネスファチン抵抗性が高い、つまり、ネスファスチンが弱いことが報告されています。
今回の実験では、ホエイプロテイン摂取後の生化学検査にて、血中ネスファチン濃度の上昇が確認されています。
ホエイプロテインには、食欲抑制ホルモンを刺激することで満腹感を高めてる事が分かりました。
ホエイプロテインは、痩せる薬ではありません。ダイエットとして活用する場合、筋肉を落とさず、食欲を抑える可能性が報告されている健康食品です。
特にお腹周りの脂肪を燃焼させることが期待されています。
ご自身のライフスタイルに合わせて選択されて下さい♪