ソイプロテインの正しい摂り方
大豆プロテインは1日あたり25g以上摂ろう
今日は、ソイプロテインの正しい摂り方を解説します。
この動画を見る事で、ソイプロテインを摂るべき回数、そしてイソフラボンの知識が分かりますので、最後までお付き合いください。
厚生労働省は、1日100gの大豆摂取を推奨しています。
日本人の豆類摂取量は、平成30年で平均60gですから、私たちは40gの豆類が不足しています。
大豆の摂りすぎを心配する意見もありますが、それはソイプロテインに含まれる、大豆イソフラボン量を危惧されているからです。
大豆イソフラボンは大豆に含まれる成分で、構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ています。エストロゲンは、第二次性徴や月経周期の調節などの役割を担っており、大豆エストロゲンも同様の作用が期待されています。
しかしながら、大豆エストロゲンを摂りすぎると乳がんになる可能性を指摘する声があるのも事実です。
大豆エストロゲンは、1日150mg以上摂取を5年間続けると、乳がんなどのリスクが高まると報告されています。
150mgを食品で例えると、
納豆1パックの大豆エストロゲン量が30mgなので、1日納豆5パック分となります。
私は、大豆エストロゲン摂取量の目安は1日75mgと考えています。
この目安を数日越えても問題ない数字です。
ソイプロテインは大豆を原料にしているので、大豆イソフラボンが含まれています。
ソイプロテイン25gに含まれる大豆イソフラボン量は約18mg程度となります。
日本人はたんぱく質をプラス40g、大豆イソフラボン上限を75mgまでと考えると、ソイプロテインを摂る回数は1日2回が良いと考えています。
ヘンケルらの報告では、1日25g以上の大豆たんぱく質を摂ると、中性脂肪や総コレステロールが下がると報告されています。これは、FDA(米国食品医薬品局)も推奨しています。
Henkel J. Soy. Health claims for soy protein, questions about other components. FDA Consum. 2000;34(3):13–15,18–20.
この点からも、ソイプロテインを1日1回以上は摂る事がおススメです。