乳化剤(レシチン)

 

乳化剤(レシチン)を配合する目的と役割

プロテインとレシチン

プロテインの原材料表示を確認すると、多くプロテインには乳化剤(レシチン)の表記があります。乳化剤(レシチン)は、インスタントラーメンやレトルトカレーなど、多くの食品に添加物として使用されています。プロテインにも乳化剤(レシチン)を添加する目的は何でしょうか?

この記事を最後まで読む事で、

  • 乳化剤(レシチン)について
  • 乳化剤(レシチン)をプロテインに添加する目的
  • 乳化剤(レシチン)の健康への影響

を理解できます。これまで乳化剤(レシチン)について意識されてなかった方、気になっていたけど調べてなかった方は参考とされて下さい。

 

乳化剤(レシチン)とは

乳化剤(レシチン)

乳化剤(レシチン)とは、食品用の界面活性剤です。水と油のように、本来ならば混ざらないものを、混ぜやすくする添加物です。その仕組みは、乳化剤の構造にあります。

乳化剤は水に溶けやすいグリセリンと、油に溶けやすいリン酸や脂肪酸から構成されています。そのため、本来なら混ざらない水分と油分を混ぜてくれます。乳化剤(レシチン)の中でも、プロテインに広く使われているのは大豆由来のレシチンです。

 

プロテインにはレシチンが添加されている

プロテインの多くは乳化剤が添加されている

 

乳化剤(レシチン)は市販されており、だれでも購入可能です。プロテインに乳化剤(レシチン)を添加する目的は、ダマ防止と泡消しです。プロテインはタンパク質ですので、シェイク(攪拌)すると、泡立ちます。⇒プロテインが泡立つワケ

プロテインのダマをなくそうと思えば、激しくシェイクする必要がありますが、泡立ちも大きくなりますよね。泡は、たんぱく質や脂質が水分を取り囲む事で発生するとされているので、水と油を溶けやすくすれば、泡も消えやすくなるという原理です。

泡が飲みにくいという意見もあり、添加物で泡を消しています。

 

レシチンのリスク

プロテインに添加される乳化剤のリスク

乳化剤(レシチン)は、基本的に安全な添加物です。しかし、添加物ですから、ないに越した事はありません。乳化剤(大豆由来のレシチン)に使用されている大豆が、遺伝子組み換え大豆である可能性が大きく、乳化剤に加工された大豆でも、原料の影響を大きく受けるとされています(園 良治, 1999)

食品添加物には、遺伝子組み換えの表示義務はありませんので、消費者は調べようがありません。健康上の被害が報告されてはいませんが、気になる方は、乳化剤の添加されていないプロテインを飲むようにされて下さい。

それが一番安全です。

 

乳化剤(レシチン)まとめ

プロテインとレシチンまとめ

 

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